女ひとり旅ウズベキスタン!8
ヒヴァ!暑い!ヒヴァ!前編
今日のホテル。泊まりたかったオリエントスターヒヴァ!
メドレセが改装されたホテル。ちょっと…お値段は張るんですけど…でもどうしても泊まりたかった…!
ここはシングルで予約したけど、ツインにアップグレードしてくれたのかな?2階だと細い階段をスーツケース持って上がるの大変そうだったから、1階にしてくれて本当に助かった。
狭いし急だし頭は打ちそうだしで本当に大変そうだった。
シンガポール女子が一緒にランチしない?って誘ってくれたので、荷物解い
てシャワー浴びて、1時間後に集合!
いや〜ごはん誘ってもらうのほんとありがたいんだけど、どうやったらそんなにスマートに誘えるの?私が引きこもりのコミュ障オタクだから出来ないだけなの?わからん〜〜〜。
近くの有名店のテラス席で木漏れ日を浴びながら優雅な…あっつい!!!
木漏れ日が暑い!日光が当たってるとこがピンポイントで暑い!びっくりしたわ!
20年ほど前のマーガレットで連載してた陸上漫画で、高知出身の当て馬(めちゃくちゃかっこいい当て馬)(私の大本命)が、高知の夏を指して「日陰でも日焼けするぞ」と言っていたのを思い出しました。土佐弁で。萌える。
あ〜〜〜今度引っ張り出してこよう!あれは本当にいい当て馬だった…!
何の話だ。
頼んだのはトマトサラダ、シャシリク(羊)、グンマ。
グンマ。
ミンチが入った揚げパイです。
日本人として食べてみたかったよね、グンマ。
パイはサクサク、中はミンチからじゅわ〜っと肉汁が出て美味しい!
彼女はシンガポールのトマトは水みたいで味がないんだよね。このトマト美味しい!って言ってた。確かに日本と比べても味が濃くて美味しい。
どれも美味しい!人とシェア出来るってほんとありがたいわ…。
ランチの後はホテルに戻る前に水がほしいとふたりでスーパーへ。小さな商店で0.5L、1.5Lの水とマンゴージュースを購入。ちなみに0.5Lはホテルに戻るまでに消えた。マジか。感じてる以上に喉が乾いてるようだ。
我々はわざわざお店を探して歩いたけど、水分だけならその辺でいっぱい露店が出てるからそっちでもいいかと。ちゃんと冷えてるはず。ただ、やっぱり商店で買ったほうがだいぶ安いとは思う。
ホテルに戻ってシンガポール女子と別れ一旦おやすみ。一息ついたら歩くぞ〜!
イチャンカラという城壁に囲まれた旧市街の中をグルグルと歩き回るのは、本当にRPGの世界。城壁の内側は中世で、外に出た途端に現代になる。
城壁の中は徒歩でまるっと移動可能。フラフラとあてもなく歩き回ってもどうにかなるし、慣れてきたらそれがまた楽しい。
モスクやメドレセがそこここに建ってて、それぞれが見学可能。小さなメドレセが博物館になってるのもいっぱい。
イチャンカラの共通チケット(2日間有効)は100,000スム。展望台とかタワーにも登れるチケットは150,000スムだった。
ウズベキスタンの物価に慣れてきたら高い気もするけど、¥1300、¥1900くらいである。建物ごとにこまごまとチケットを買うより楽で良い。
チケットオフィスは、西門の外にある。オリエントスターホテルの隣が西門なんだけど、そのゲートを抜けた広い駐車場?にある。
最初わからなくて色んな人に聞いたけど、なかなかわからないまま町を彷徨い、泣きそうにな(りながらと言いつつ普通に写真撮ってるから特に何も思ってなかったみたいだ)ったけど、西門を出たら電光掲示板が出てて一発でわかった。
ガイドブックに書いてあった通り、イチャンカラの中は半日あったらメインどころは全部見て回れるくらいのサイズ。でもできればもうちょっと余裕を持たせて滞在時間を取ってほしい。ぼ〜っと壁や柱の彫刻を眺めてほしい。陽射しを避けてカフェでお茶をするのもいい。ゆったりとした時間を味わってください。
さて、日が暮れてきた。
う〜ん、歩き回ってちょっと疲れてきた。一旦ホテルに戻って、回復したらごはんに行こう。
気のせいかなって…思ってたけど…頭が…痛いぞ…?
(頭痛のまま続く)
女ひとり旅ウズベキスタン!9
ヒヴァ!暑い!ヒヴァ!後編
頭が!!!痛い!!!!!!
とブチ切れながら、頭痛薬飲んで首肩ほぐして(肩こりで頭痛が来るタイプ)ってしてたけど、いっこうに良くならない。おかしい。
熱中症では???
とりあえず冷えピタをおでことうなじと足裏(今回めちゃくちゃ歩いたけどそこまで足が疲れてなかったのは毎晩足裏に貼って寝てたからだと勝手に思っている)に貼り付けて、飲めるだけ水を飲んでベッドに倒れ込んだ。
多少楽になってから、更に体を冷やそうとお風呂へ。ありがたいことにここはバスタブが付いてる。砂漠のオアシスであるヒヴァで水は貴重だろうに風呂に入れるなんて!
お湯が…冷たい…。
冷水ではないけど、仄かなぬくもり程度のお湯で、これは…風邪をひくのでは…?
滞在したのは6月頭で最高気温35℃↑、最低気温は20℃くらいだったから、そこまでではなかったけど、冬場はどうなるんだろう?夏場だからなのかな?
とにかく体が冷えたからか頭痛は軽くなった。このまま寝よう。
あっ、晩ごはん食べそこねたな…。消化に悪いなと思いつつ、韓国で買ったハニーアーモンドを食べて就寝。
翌朝である。
めちゃくちゃ元気である。
モリモリ食べるのである。
頭痛なんだったんだ…?とにかく何事もなくてよかった。
2枚目に写ってる濁ったジュースは、(えっ大丈夫なの…?ヤバいのでは…?)って思いながらちょっとだけ飲んだらめちゃくちゃ美味しかった!アプリコット!
しっかり朝ごはんを食べてから外出。
ジュマモスク。一本一本手彫りの模様があって、どれも微妙に違う。彫ってない柱もある。水もそうだけど、木も貴重だろうに立派な木をこんなに集めて彫るなんて財力があったんだなと感じる。あとは信仰が深かったんだろう。
スペインのメスキータに行ってみたいな!って思いながら、森のような空間をふらふら。
寂れたイチャンカラ北門方面をフラフラしてるとスイカが!いいのそんな無造作に!?って近づいたら偽物だった。そうだよね!本物なら片っ端からやられるもんね!
でもなんのために置いてあるんだ…?
北門を出て西に向かうと歩道に犬の足跡が!デカい!さっき北門ですれ違った野良もでっかかった。正直ちょっとビビったよね。
向かった先はヌルラボイ宮殿。
20世紀初頭に建てられたとあって近代的できれい。そして誰もいない。係の人しかいない。大丈夫なのか…?
それにしても暑い。日影で休みながら広い宮殿を回る。多分見てないとこも多いはず…と思いながら、諦めてホテルに戻る。チェックアウトが12時だから、荷物を整理してちょっと休みたい。
あ〜涼しい部屋でダラダラするのは最高だな!と思いつつ、時間が来たのでチェックアウト。レセプションでタクシーを呼んでもらう。目的地はイチャンカラ南門付近の別のホテル。ほら、ここ高いからさ…。
行き先はどこ?あら、そこなら徒歩5分よ?とか言われたけど、重たい荷物を持ってこの段差のある石畳は歩けないよ〜!と返したら、そうよね重いわよねと笑われた。体力も筋力も根性もない日本人だからね。
でも徒歩5分の距離を移動するのに$5も払ったから、頑張ってみてもいいかもしれない。
着いた先がこちら。やだ〜〜〜!すてき〜〜〜!木彫り職人の家系がやってるというホテル。
オリエントスターが高いのもあるけど、ここも泊まってみたかったんだよね。
ここもバスタブがついててリッチだな!って思ったけど、オリエントスターの半分以下。
外出する時にレセプションのおねーちゃんに、明日9:30発の飛行機だからタクシー呼んでくれる?って聞いたら、7:30にロビーで待っててねと言われ何も考えずにオッケーしたけど、ギリギリすぎない?大丈夫?って後から心配になった。ブログとかで読んだ他の日本人は2h前には到着するようにしてたとかよく書いてあったから、私も元々はそういうタイムテーブルを組んでたので。
料金はガイドブックに書いてあった通りの$10。良心的〜!(オリエントスターは空港からのシャトルサービス$20って案内が来た気がする)(その計算ならこのホテル移動も倍くらい取られてるのか…?)
明日の朝に受け取れると確認して、クリーニングも頼んだ。
さて!ランチだな!
プロフ!とビール!
オープンカフェは団体客でいっぱい。暑いけど日差しが遮られるだけで圧倒的に涼しい。
昼ビールだ〜〜〜!
昼に飲むってだけで楽しさがマシマシだよね!
…
………
………………
うっ…飲みきれません…私…めちゃくちゃ弱いの…。昼だし汗かくからアルコール抜けるのも早いって聞くし万が一何かあってもホテルも近いからきっと大丈夫!って思ってたけど…。
プロフ食べきって、ビールをあと一口だけ残してうう〜〜〜ってなってるアジア人がひとり。
ちょっと休んで(飲み切るのは諦めた)、お会計したら、ビール何杯飲んだの?1杯?2杯?って聞かれたわ。そうよな。ビール1杯飲みきれないとか思わないわな。特に私めちゃ飲みそうな顔してるしな。
挙げ句ストールを忘れて店員のにーちゃんに呼び止められる。ありがとな。
パフラヴァン・マフマド廟。
詩人であり哲学者でもあったパフラヴァン・マフマドを祀った廟で、常時お祈りを捧げていた。現在でも信仰の場らしく、あっという間に椅子が埋まり、そうすると真ん中の椅子に座ってる指導者の方がお祈りを唱えてくれる。サマルカンドでもやった、最後に顔を覆うやつ。私もやらせてもらう。ありがたい経験をしてるなってしみじみと思う。
さて、ヒヴァといえばウズベキスタン玄関口であるタシュケントから(主要な観光地の中では)一番遠くに位置する。
都市部から遠いということは物価も低い。お財布に優しく買い物が出来る。
食料品は帰国直前のタシュケントで買おうと思っていたので、それ以外のお土産はヒヴァで買おうと思っていた。
ピュアシルクのストールは光沢があって素敵!オシャレ用語詳しくないんだけどパシュミナのストールはピュアシルクに比べてめちゃくちゃ安かった!そんなもんなの?寒色ではあるが、冬に常用予定。
ハンドメイドのマグネット。細長いのはヒヴァの柱の模様を彫ってるらしい。なるほど。四角いやつは本当に細かくてふぉお…ってなる。ちなみに同じやつをサマルカンドで見て先に買ってしまってたけど、ヒヴァでの相手の言い値が、サマルカンドで値切った後の値段のほぼ半分だった。同じ予算だとヒヴァで2枚買える。マジか。ただ、そんなにディスカウントする感じではなかったけど。
スザニのクッションカバーもかわいい!
この土産屋は仔猫がいた。
いっぱいいた!!!毛玉だ!!!
店主のおいちゃんは優しげな瞳で時たま猫を見つめながら私の商品チェックを待ってくれる。てゆーか放置してくれるのいいよなー。存分にあれでもないこれでもないって出来る。
しかし猫がいると毛がつくし、じゃれて商品を痛めたりもするだろうに追い出しもせずに優しいな〜。実際に仔猫が商品タグで遊んでた。タグだからいいけどストールのフリンジならボロボロになるよね?
未だに買っとけばよかった〜!って思ってるのはこれ。この黄色のスザニ!素敵!基本スザニは青赤緑くらいだから、黄色は全然見なかった。しかも単色!素敵!日本でも使いやすそう!素敵!
結構大きくてハンドメイドだから高い!とは思わなかったけど、あの…私…スーツケースが小さくて…(;_;)これからタシュケント→日本と移動するのにこの大きさの荷物を増やすのはつらくて…。あとは家のどこで使おうってのもあったから…見送ったの…。
ちなみにヒヴァの乾燥した強い陽の下ではこの輝く金色だったのが、夕方にもう一回見に行った時にはしっとりとした落ち着いた色合いを見せていた。
やだ〜〜〜やっぱりほしい〜〜〜!ウズベキスタン旅行1番の失敗です。
買い物してヒヴァ最後のごはん!寂しい!美味しい!
緑色のはシュヴィト・オシュという麺料理。いくつかレストランで聞いたけどなかなかなくてフラフラした。でもねぇ、うん、まぁ…うん(笑)マズくはないけど不思議な味だったな。食べてみたかったからよし!あとはシャシリクのラム!
メニューにお値段が載ってないし他にお客さんもいなくてめっちゃビビったんだけど、まぁ安かったわ。
しかしこれはちょっと多かった…。シュヴィト・オシュ残しちゃった…。
(パンパンのお腹をかかえつつ続く)
女ひとり旅ウズベキスタン!7
サマルカンドからヒヴァへ
まだサマルカンド2日目の昼です。昨日食べそこねたランチをするのだ!
プロフ!日本ではフランス料理として入ってきたピラフだが、ユーラシア大陸で広く食べられているらしい。トルコではピラウ、ウズベキスタンではプロフ。
にんじんと肉とその他が入った油で炊いた米である。えっ…油で…?炊いた…?ってなるけど、そこまで油っこくはない。でもさっぱりするから一緒に飲むのはグリーンティーがいいよって読んだ。
日本人女性としてはよく食べる方だと思う私でもこれで十分。ウェイターさんはサラダ要らないの?ナンは?って聞いてくるけど、どんだけ食うんだ…?
ひとりで広いテーブル使わせてもらって、ゆったりと食後のお茶を楽しんだ。いいとこだわ〜。
これでサマルカンドは一通り見終わったはず。どうしよっかな〜!部屋もないしな〜!
そうだ、ティラカリに行こう。
来ました。
うっ…こんな素晴らしいところもう二度と来れない…あと6時間もしたら私はサマルカンドを離れなければいけない…悲しい…美しい…美しい…!美しい…!!!
1時間居座りました。
昨日もそうだったけど、夕方は人が少ないんだな?
レギスタン広場の周りは木々に囲まれた公園になっていて、ベンチで一休み。いや、ほんとこれからどうしようかな?
隣いい?と座ってきた子がサマルカンド外国語大学の女子大生で、しばらくおしゃべり。英語とイタリア語を専攻してて、お休みの日にはいつもこうやって外国人捕まえてお話してるようだ。勤勉…!
しかし残念だな、隣の女は英語力3歳である。終始彼女にリードしてもらった。
いろんな話をしつつ、えっ3●歳なの!?25歳くらいかと思ってた!と言われたが、私が若く見えるわけではなく、その年の女性はみんな結婚して当然の国なのだ…ぉん…せやな…。
ティラカリの美しさを拙い英語で、宇宙が…原子が…人類が…神が…って言ってたら、Oh you feel energy!って言われてエナジー!!!これがエナジー!!!(語彙力)
私はヘレンケラーだった。
彼女に美味しい店があるの。食べない?って連れてってもらったアイスクリームは不思議な味がした。
さて、1時間以上はお話して夕暮れになってきたのでバイバイ。
レギスタン広場のライトアップは20-22時。その前にごはん食べるけど、ランチが遅かったのでまだお腹も空いてない。
そうだ、ティラカリに行こう。
来ました。
クローズギリギリまで堪能してきた。
I feel energy!!!
さて、そろそろ出なきゃと出口に向かってた時に観光警察に声をかけられました。
この塔登りたくない?
噂に聞く賄賂渡して塔に登る裏イベントだ…!ほんとにあるんだ…!
もう薄暗かったのと、登るのがめちゃくちゃ大変って聞いてたのでパスしました。FFなら一旦セーブしてから登るな。
近くのお店でごはんにしよう。
ラグマン(トマト味のうどん)とシャシリク。美味しい。
シャシリク(串焼き)は牛鶏羊とあって、牛と羊のミックスだよ!って教えてもらったやつにしたけど、これはラム肉に牛脂をサンドしたやつだな…?ラムだけだとパサパサするから〜みたいな趣旨のやつだと思う。普通のラムにすればよかった。でも美味しいよ。
ここでもサラダは?ナンは要らないの?と聞かれつつお断り。
後で近くで食べてた現地のおじちゃんが店員捕まえて、あそこの日本人にナン出し忘れてるぞ!って言ってくれてた。多分。ありがとう。食えないんだ。
でも今晩乗る夜行列車は明日の11時頃にしかヒヴァに着かないんだから、有名なサマルカンドナン(モチモチでベーグルみたいで美味しかった)お持ち帰りして車内で食べれば良かったなって後で思いました。
さて、ようやく暗くなってきたのでレギスタン広場のライトアップに!行きます!
ひぇ…。
またイベント発生するやつやん…?夜だけ発生するイベントで昼とは違うアイテムが手に入るやつ…。すご…。
せっかくなのでFF10のエボンジュのテーマ曲「祈りの歌」と、FF9のオープニング曲「いつか帰るところ」をこっそり歌ってきた。そんなに周りに人はいないしね。
うっ…最高…(泣いてる)。
私が旅行好きになったのは絶対FF9の影響だと思うの。最高…。未プレイの人はやってみて。PS1だけど。
堪能したところでポツポツと雨が降り始めた。まだ早いけど、ホテルで荷物受け取って駅に向かおうかな。
荷物受け取って、念の為夜行列車のチケットを見てもらう。今晩のチケットだよね?って確認したら、そうそう、23:30にここ出発したら大丈夫だよ。タクシー呼ぶ?そこで座ってなよって言ってくれたので、それまで中庭のソファに居させてもらう。
寝る時に使うアイマスクと耳栓を取り出してコンタクトを外して、夜行列車の中でスーツケース開けなくてもいいように準備したら、あとは眠気と寒さに耐えるだけ。
でもいつの間にか土砂降りになった中屋根があるのほんとありがたい…!日中暑いことが多かったけど、夜は冷える。
ちょっと早めにお願いした通り23時頃にタクシーがやってきてサマルカンド駅へ。
値段交渉はしなかったけど、絶対に30,000スムもしなかったはず。眠くて記憶が薄いんだけど。行きのタクシーどんだけボッてきやがったんじゃい。
タシュケント駅と同じ様にチェックされながら駅の構内に入ったけど、途中で落としたチケットが水溜りにヒラヒラ…。もともと薄かった印刷がヨレヨレ紙に変わり、駅員が目をすがめてはチェックしなければならないシロモノに。おじさんすまん。
さて、案内があるまで構内で待ちます。建物は立派なんだけどガラーンとしてて、売店を覗く気持ちにはなれなかった。残念。
日付が変わってからアナウンスがあり、列車に乗り込む。列車めちゃくちゃ長い。我が車両はどこ…。車輌ごとに立ってる係員さんに場所を聞きつつようやく乗り込む。
多分20:30頃にタシュケントを出発した列車なので、同室者は既に熟睡中。暗い中投げやりにベッドメイクして、私も早々に就寝。サマルカンドを00:39に出発した。
よく眠れました。
耳栓とアイマスクは必須だぞ!!!
あとはサプリメントあるといいよ。
朝だわ…。
これが特等のコンパートメント。1等だと2段ベッド使っての4人部屋になる。
ギリギリで特等しか残ってなかった〜!って思ってたけど、これで正解だわ。ゆったり眠れる。たったの¥4,000だよ。ふたり旅なら一部屋貸切だからもっといいよね。私はおじさんとシェアだぜ。
お恥ずかしいのですがぐっちゃあ〜〜〜!ってなってる方が私。真っ暗闇の中できれいにするのは無理だと判断し早々に諦めた。とにかく早く寝たかった。みなさんは隣のおじさんのシーツの綺麗さを目標に頑張ってください。
クリーニングしたてのシーツは清潔だし、車内も綺麗。トイレは日本の列車には敵わないけど、十分じゃないかな?
あっ初めての寝台列車です!やったー!
いつの間にかいなくなってたおじさんがしゃっとやってきて、テーブルに置きっぱなしだったバクラヴァ(トルコでも食べたお菓子でパイのシロップ漬け。めっちゃ甘いけど少しなら美味しい)を差し出してきたので、1ついただく。お礼を言ったら頷いて去っていった。
ほあ〜〜〜平原だ〜〜〜〜〜!
空が蒼い〜〜〜〜〜!
ちなみにこの辺は本当に街がないので電波は欠片もない。ただのカメラと化す我がスマホ。
化粧を直したり荷物を片付けたりしてるうちに、おじさんがもう一人連れて帰ってきた。英語が出来る人らしく、3人でちょっとお話。
イスラムの教え的に外国人とはいえ女性と密室にふたりきりになるのはマズいんだろうな。ドアは全開のままだ。
おじさんは、おれはホラズムのトラディショナルなミュージックのプロフェッショナルだ!って言って動画を見せてくれた。
ホラズムはヒヴァやウルゲンチ(ヒヴァの最寄空港のある都市)を中心にウズベキスタンとトルクメニスタンにまたがる地域を言うらしい。写真はヒヴァでふらっと入った音楽博物館に展示してあったやつ。
イスラム系の物悲しい音律と軽やかなのに落ち着いた響きの楽器。おじさんの歌声はなめらかで心地よい。
ひとしきり動画とおじさんの家族の写真を見せられて、動画を撮るからこれを言えと練習をさせられる。
多分おじさんはいいぞ!って言わされてる。ウケる。
おじさんにもらったチェリーと梨。味は和梨で歯触りが軽い。皮ごとシャクっと食べれるから楽ちん。わー外国みたい〜!(外国です)
素敵な朝ごはん!これがなかったら、私の朝ごはんは念の為持ってきたけど邪魔で処分したかったゼリー飲料だけになるとこだった。
おじさん達は家があるというウルゲンチで降りて行った。あと30分もすれば新しく出来たヒヴァ駅である。
さて…
ヒヴァに着かない。
列車は今までよりもぐっとスピードを落としてゆっくり走行している。到着予定時刻は過ぎた。ウズベキスタンの列車は時間に正確だって聞いてたけど。なんでや。
なぜ遅れているのかアナウンスはないし、車掌さんは英語は喋れない。てゆーか車掌さん車掌服脱いで一般人みたいな格好してるんだけど。
廊下に出てウロウロしてたら、ここで待ってなさいって別の客室指定されて入ったところ、アジア系の女子がひとり。日本人ではない。多分アジア系のひとり旅女子まとめとこって思ったんだろうな。呼ぶのも楽だもんな。
仕方ないのでそのシンガポール女子とお話をしつつ到着を待つ。シンガポールって公用語英語じゃないですか。こちとら3歳児なんですよ。めちゃくちゃリードしてもらいました。ありがとう。
多分1時間遅れくらいでヒヴァ駅に到着。たまたま同じホテルだったので、彼女が頼んでたピックアップに同乗させてもらう。本当にありがとう…。
(続く)
女ひとり旅ウズベキスタン!6
サマルカンドにて後編
すっきり目覚めて朝ごはんです!
ウズベキスタンの朝食は基本的には甘い物が多い。ホテルのグレードで変動はあるけど、ハムとチーズが数種類、トマトときゅうり、卵料理、ご当地のナン、クレープと甘いお菓子とフルーツ。うわ〜楽しい〜!
クレープだ!って見てたら、白人宿泊者にジャムとサワークリームで食べたら美味しいよ!って教えてもらう。サワークリーム!?
うん、はちみつとジャムとサワークリーム、それぞれ美味しい。ちなみにサワークリームが用意されてたのは多分ここだけだった。
目玉焼きは(醤油が無い場合は何で食えばいいのだ…?)と思いながら食べた。ハムとチーズの味が濃い目だからそれと一緒に食べたけど、醤油…醤油がほしい…。私は日本人だ…。
荷物を預かってもらってチェックアウト。
レギスタン広場まで向かう間にタクシーを捕まえて、まずはウルグベク天文台へ。
ウルグベクは、一代で巨大帝国を築いたティムールの孫で、為政者というよりも文化の保護や発展に寄与した人である。本人も優れた天文学者、数学者、文人であったという。
15世紀にして1年を365日6時間10分8秒と計測した。現在の技術で判明した恒星年1年は365日6時間10分9.6秒で、その正確さに驚かされる。
ちなみにグレゴリオ暦の1年は365日5時間48分45秒とされており、そのへんはよくわからん。すまん。何を1年とするかで変わるんだと思う。
で、そのウルグベクが作った天文台である。
でっかいウルグベク像がお出迎え。3mくらいはあったのかな?でっかいって言ってもグル・アミール近くのティムール像とは比較にならない。
よく見たら足元に人間がいるのでその大きさを理解してほしい。偉大なりティムール。
多分ウルグベク像の倍以上の大きさ。
デカ過ぎるのと道路渡るのが大変そうだったからこの位置で失礼します。
で、天文台である(2回目)。
私みたいな凡庸な人間には全く原理がわからんのですがほあ〜と見てきた。
ほあ〜〜〜。
これは反対側の小窓から入口側を撮ったやつ。
敷地内には博物館と咲き誇る薔薇。
ほあ〜〜〜〜〜。
で、サマルカンド第2の見所です!
シャーヒズィンダ〜〜〜!!!
「シャーヒ・ズィンダ (生ける王を意味する) という名前は預言者ムハンマドのいとこであるクサム・イブン・アッバース (Kusam ibn Abbas, Qassim-ibn-Abbas)が7世紀にイスラム教布教のためアラブ人によるサマルカンドへの侵攻が行われた時期にこの地を訪れ、同時期に埋葬されたという伝説と密接に結びついている。一般的に知られている伝説においては、彼はその信仰のため斬首されたが、自分の首を拾って地中深い井戸の中にある楽園の庭に行き、現在でも生きているとされている。」(ウィキペディアより)
ひえ〜〜〜かっこよ〜〜〜!
ちなみにウィキペディアでは「シャーヒ・ズィンダ廟群は…略…ネクロポリス(霊廟群)である。」って書いてあって、ネクロポリス〜〜〜!ってなったよね。オタク大興奮。
カテゴリとしては同じ青だけど色が少しずつ違って深みのある青の都を作り出している。
それぞれ誰それの墓ってちゃんと案内があるんだけど、いくつかはno name tomb って書いてあって、ひえ〜〜〜かっこよ〜〜〜!名も無き王の墓〜〜〜!(※王ではない)ってなるよね。オタクだからね。てゆーかウズベキスタンはずっとオタク心くすぐられまくりだから仕方ないのだ!
内部はこんな感じ。タイルで装飾される前の造形も見れて興味深い。
ちなみにここではパラパラと雨に振られたので、傘を持ってきてない私はストールを頭に巻いてやり過ごした。頭皮濡らすと一発で 風邪ひくからね。墓を参るにもちょうどいい。1枚持ってくか、現地で安く買うかしてください。
ストール巻いて自撮りしたのを万が一の時に遺影に使ってくれと母にラインしたら怒られた。自分の写真なんてほぼほぼ撮らないからいいかなと思ったんだけど。
ちなみによく似合ってるとか現地民に馴染んでるとか顔が日本人じゃないとか色々なご意見を各方面から頂戴しました。ワタシ日本人デス…。
数年前にベトナムで風邪ひいて、顔が死んでるどすっぴん状態で入国しようとしたら関空の入国管理官に訝しまれたのを思い出すよ…。
シャーヒズィンダを後にして、ちょっと遅くなったけどランチだ!
でもその前に、シャーヒズィンダからレギスタン広場方面へ戻るのにハズラティヒズルというモスクがあるのでそこも寄ってみる。昨日行ったショブバザールからも近い。
シャーヒズィンダの後だからか、パステルカラーでかわいい。
ここはサマルカンドの他のモスクやメドレセと違って、常時祈りを捧げていたのが印象的。大きなモスクではないけど、礼拝者が複数人揃ったら指導者(イマームというらしい)がコーランの一節を唱えてくれる。言葉がわからないので歌のように聴こえる。
モスクの中で正座して見てたらお祈りが始まったので見学させてもらった。祈りの間ずっと上に向けてた両手の掌で顔を覆う最後の仕草だけ真似してみる。
ムスリムに義務付けられてる1日5回(時間も決まってる)の礼拝は床に額ずくんだけど、これは時間も関係ないしみんな椅子に座ってやってたから、また違う種類なんだろうな。
ここの敷地内にはソ連から独立後、ウズベキスタンの初代大統領を25年間務めたイスラム・カリモフの墓もある。
亡くなって2年半、立派な廟が立っている。内側は立入、撮影禁止だったと思う。この長い廊下にみっちりと人が腰掛けてやはり祈祷をしていた。観光警察に促されてまた両手で顔を覆う仕草だけさせてもらう。祈祷が終わった瞬間みんな消えていくので写真は撮りやすい。
これはレギスタン広場の隣に立ってたカリモフ像。(ポケストップになってた)
おかしいな…サマルカンド前中後編で終わらない…。
(続く)
女ひとり旅ウズベキスタン!5
サマルカンドにて中編
ふわふわしつつ、ヒビハニム・モスクにやってきました。デカい。
入口もデカい。
ウルグベクが寄贈したというコーランを置く台もデカい。
願い事を唱えながらこの台の周りを3周するとその願いが叶うってことなので、しっかり3周した。デカいので当然時間がかかる。脳内では斉藤○義が歌っていたが、あの曲はやさしくなりたいだった。通りでゴロが悪いなと思った。
幸せになりたい(真顔)。
帰国後話をしたとこと、お友達に、願い事は出来るだけ詳細に言うんだよ!幸せなんてあやふやなものだと神様も叶えにくいでしょ!と言われてしまったので、皆さんはお気をつけください。
幸せになりたい(真顔)。
とにかくデカくて立派なヒビハニム・モスクだが、がらんどうである。中は鳩の巣となっていた。建設を急ぐあまり突貫工事で完成後事故が多発し、モスクとして利用されなくなった後、地震で崩落したらしい。今あるのは外観だけ再建したものとのこと。
ヒビハニム・モスク建設の悲劇はガイドブック読むかググるかしてほしい。いや〜興味深いですね〜(丸投げ)。
ヒビハニム・モスクの隣はショブバザール。夕方で締まりかけのお店が多いが活気あふれるバザールだなという印象。バザールはタシュケントで行く予定だったので、ここは眺めるだけ。荷物は増やしたくないし。
バザールからレギスタン広場までミニバスが出てる。単純に往復してるだけだから、バスが到着して乗客が降りた途端にグイグイ行かないといつまでも乗れない。
私は1台見送って今度こそ!と近づいたものの再び席取り合戦に負け、しょぼんとしてたところを最後列のおにーさん達に手招きされてようやく乗せてもらえた。ありがとうおにーさん。
写真の通り、最後列、後ろ向きなんですよ…。そんで3人座るとみっちりで、シートベルトもないから怖かった〜。アホほどスピードが出るわけじゃないけど、バーをしっかり握ってひえ〜〜〜と思いながらあっという間にレギスタン広場に着いた。なんだかんだ楽しいので、1度乗ってみてもいいかと。1,000スムだし。
ちょっと早いけど、1度ホテルに戻ってみる。そういえば昼ごはんを食べそこねた。興奮してるからだな!
水を買いたいのでスーパーに寄ってみよう。
スーパーガラガラじゃん…?人も物も…。
ちなみにアルコールは建物の隣に入口を分けて売っていた。旧ソ連だったこともあり戒律は緩めと聞いてはいたけど、やっぱりイスラムの国だ。でもレストランでは普通に扱ってたな。
下戸なんでどうでもいい話ではあるんだけど。
色味がちょっとおかしいけど、左側のはタルフーンというミントレモンソーダみたいな薬草ソーダ水らしい。これだけでもソーダなんだけど、更に炭酸水で割ると美味しい。
スーパーでもレストランでも水と炭酸水が並んでるから、gasなんちゃらって書いてあるかどうかで判断するか、店員さんに聞こう。ウィズガスorノーガスで大丈夫!
いや〜お部屋でゴロゴロしてソーダを飲みながらダラダラするのは最高だな!
また外出してもいいなと思っていたものの、そのまま時間になってしまった。持ってきたもののうち、多少綺麗に見える服装に着替えて夕飯へ。なんてったって捨てていい服しか持ってきてない。
グリ・アミールで会ったみんなとは、おにーちゃんが行ってみたいって言ってたトリップアドバイザーのサマルカンドNO1レストランで集合。ガイドブックにも載ってるオシャレレストランやで。
行きたい〜!って思ってたからとっても嬉しい!実際ひとりでは入りにくい高級感だったし、いろんな料理が選べるのほんとありがたい…!
暗いのと手ブレでロクな写真がなかった…。レストラン内の写真は撮り忘れた。
(1枚目)トマトサラダとラム肉グリルと牛ハンバーグ的なやつ。ハンバーグはトルコのキョフテよりはスパイスは薄め。ラムは全然臭みがなくて美味しい。サラダはトマトの味が強い。旨味が凝縮されてる。一緒に玉ねぎ、レタス、オリーブ、アーモンドスライス、削ったチーズ、細切れ肉が入ってて贅沢なサラダ!おうちで真似したい。てゆーかこれだけで1食完了じゃない?
(2枚目)サマルカンド産のワイン。渋みは全くなくて甘くて美味しい!下戸もちょっとは舐めてみたいからと、飲めるみんなに甘えてみた。一緒に写ってるのはマントゥ。
(3枚目)1個ずつデザート頼んでそれぞれ味見させてもらったの!ひとり屈強な男子がいるけど、気持ちよく付き合ってくれて嬉しい。いや、回して食べよー!って言い始めたの彼だな…?ほんとありがたいな…(拝)。
この旅1番の豪勢なごはんだった。それでも¥1,200くらい。いや〜ひとりだと絶対食べられなかったからほんとありがたい…!インシャラー!
インシャラーは神(アッラー)の思し召し、神の御心のままにって意味らしく、今回の旅はインシャラーで大変感謝しました。でも最近は神がそう思うならね(まぁどうなるかわからないけどね)(当然約束は守られない)って意味でも使われるようで、そのへんも面白いなぁと。私がこの旅行記を書ききれるかどうかもインシャラーである。
えっと、なんだっけ。
ごはんの後は、近くのスポーツバーに行くというおにーちゃんと別れて、女子大生(これから夜行列車でヒヴァに向かう)とタクシーで旧市街へ。
グル・アミール近くで女子大生と別れて、レギスタン広場のライトアップが22時までなんだって!急ごう!
道が!封鎖!されてる!(多分ライトアップのせい)
封鎖口で降ろされるかなとも思ったけど(レギスタン広場まで500mくらい)、裏道を通って近くまで連れてってくれた。ドライバーのにーちゃんありがとう!
もう進めないようなとこまで来たから、ここでいいよって降りて広場に急ぐ。何やら歩いて向かってくる家族連れがチラホラ…うん…22時は…過ぎたね…。
終わったんだろうな…と思いつつも到着したのは22:08…。時間ぴったりで終わるんですね…。
というわけで明日!絶対!見るぞ!と、ホテルに帰ります。
薄暗いけどそこそこの明かりはあったし、危険は何もなかった。ウズベキスタンの夜にはまだ慣れてないからビクビクしながらだったけど、治安はいいんだなと感じる。
疲れた〜!
私は!ウズベキスタンに!!いる!!!と思いながら就寝。
あっ、ホテルはシャワーしかないけどしっかり熱いお湯が出て気持ちよかったです。お部屋は普通の鍵だけど、敷地への出入口はカードキーだし、中庭は素敵だしおすすめです!
(続く)
女ひとり旅ウズベキスタン!4
サマルカンドにて前編
きゃー!!!サマルカンドー!!!!!
私…本当にウズベキスタンに来たのね…?(まだ疑ってる)
雨が降ってないのはありがたいけどもっとパッカーン!と晴れてペンキで塗りつぶしたような青空が見たかった…(贅沢)。日本海側の民は青空がご馳走なんだょ…。
今日は曇ってていい日だな!ってボッタクリタクシーは言っていた。現地民としてはそうかもしれない。
サマルカンド旧市街は1日あったらまるっと歩けるよ2kmちょっとだよ!ってガイドブックに書いてある。
えっ嘘でしょ…と思いつつ、レギスタン広場を眺めるだけにして、黄色いタクシーでコース端っこのグリ・アミール廟へ。4,000スム。うっそでしょ。確かに相乗りだったけど。
ティムールの墓、グリ・アミール。
ここが初めての観光地だったけど、入口から凄い。
もちろん内側も凄い。凄いってレベルじゃないな!?圧倒されてひたすらぼーっとしてしまった。これだけの金を使っていながら成金趣味でなく、あくまで上品な輝き。静謐な美しさ。ぼーっとしているように見せかけつつ何かが浄化されていく気がする…。
ベンチに座ってずっと眺められるのは体力のないオタクにはありがたいでしょ。うん。
こいつこのままここから動かないのでは…?と理性が心配し始めた頃、隣から日本語が…!女子大生ふたり組をナンパしました。
実はフライトの前日に京都観光してコンサート行く!って報告したところ、アクティブすぎるだろ女子大生か!いえ〜いJD!JD!という頭の悪いやり取りを大学時代の友人としていた私。ホンモノのJDに声かけることになるなんて思ってませんでした。
リアルJDは…やっぱり若かったよ…(アラサー談)
今後の予定とかタクシーは絶対黄色ですよ!とか教えてもらってたところ、長期休暇中のおにーちゃんも現れて、4人で晩ごはんを食べることに。すごい…噂には聞いてたけどこれがひとり旅…!パリピみたい…!みんな私よりも先にウズベキスタン入りしてたから、教えてもらうことが多い。ありがたいな〜!
はっ…日本人に会えた喜びで失念してたけど、あそこティムールのお墓だったわ…声抑えられてたかな…大変失礼しました…。
19時にレストラン集合の約束をして解散!
とにかくデカいティムール像
ルハバット廟越しのグリ・アミール
広い道路の交差点でも歩行者信号がないことの方が多いので、最初は現地の人についてくのがいいと思う。最終的には慣れる。バイクが密集して走るベトナムの道も渡れるようになったし。
ぽけごをしつつレギスタン広場に戻ってきた。道がわからないと不安になるけど、1回わかると案外近いなという印象。1kmくらいだし。でも4,000スムならタクシー乗っても全然いいよね。¥50だよ。
向かいあつて立つウルグベクメドレセとシェルドルメドレセ
レギスタン広場はウルグベク、ティラカリ、シェルドルという3つのメドレセ(神学校)で構成されている。このページの1番上の写真でも左からその順番で撮っている。
かっこいい〜!めちゃくちゃデカい〜!
ここで既に宇宙を感じている。
さて、ここでこの旅1番の見どころです。
美しいが…過ぎない…?
さっきのグリ・アミールも金を多用した美しい建物だったけど、このティラカリメドレセは自分の正気を疑った。ここは現世なのか…?原子の融合…宇宙の根源…世界の始まり…!神は…存在したのだ…!(宗教)
いや、正直ほんとにこれくらいのワードは脳内を駆け回ったし、思い出すと今も脳みそがヒートアップします。
私はここで死にたい…。このままこの景色を見つめながら死ねるなんて幸せの絶頂では…???(あなたブルーモスクでも同じこと言ってましたね。)(私は日本人的仏教ベースの無宗教者です。念の為。)
まぁ私は特にイスラム建築が好きなのでこんななのかもしれないんですが。皆さんは気軽に見に行ってください。実際私が魂を抜かれてる中、たくさんの観光客がへーふ〜んすごいねーあっ写真撮ろ〜!って入れ代わり立ち代わりしていました。もっと見て。
でもやっぱりこれは神では???
ウルグベク、ティラカリ、疲れながらシェルドルと回ってもっかいティラカリに戻ってきた。
なぜならば、レギスタン広場入口のチェックでチケットパチられたから。チケットないなら1回出たらもう戻れないからね!!!私のバカ!!!オタクって気に入ったが最後何回もリピートするもんだろ!?
チケットチェックして、普通ならそこでチケット返してもらうところをオッケー!バ〜イ!ってされたからなんとなく行っちゃったの!も〜〜〜!あのおっさんなんだったの!?観光警察ではなかったし制服も着てなかったから一般人か…?
というわけで、これで最後になってしまう…と、心ゆくまで居座ることに決めたのです…†††
(意識を飛ばしながら続く)
女ひとり旅ウズベキスタン!3
列車の予約とサマルカンド到着
4時頃すっきりと起きた。早すぎるとは思うが3hは寝れたし二度寝からの寝坊は絶対に避けたい。
雨降ってる。
えっ嘘?雨?1週間前くらいの予報だとまるっと晴れマークだったじゃない?えっ?ガイドブックの6月(今日は6/1)の降水量はほぼ0だったじゃない?えっ?京都も韓国もあんなに晴れてたのに?私傘持ってきてないです。
ウズベキスタン旅行を心配してた母に泣きながらラインを送ったところ、「雨降らないとこに降らすってよっぽどだね(笑)」とめちゃくちゃ煽られる。
うっうるせぇ〜!どうせ俺は雨女だよ!!!くそ〜晴れ女マウント取りやがって!!!(泣)
そうして楽しく過ごすうちに準備もできたし朝ごはんも軽く摂ったし(品数は少ないけどまあ美味しかった)時間も来たのでチェックアウト。
レギストレーツィアという宿泊証明をもらう。出国時に必要だそう。全く確認されなかったという話も読んだけど、私はしっかりと出せって言われた。
パスポートも返してもらってないなら必ずこのタイミングで。チェックインの時に要求されてそのまま返してくれるとこが多かったけど。
パスポートとワンセットになるから、私はパスポートケースにレギストレーツィアだけクリップで留めて持ち歩いた。あとは飛行機とか列車のEチケットとかも一緒にしたら楽だったよ。
ウズベキスタンはパスポート携帯が義務になっている。警察に確認されることがあるらしい。私はなかった。声かけたらみんな簡単な英語で道案内してくれた。ありがとう緑の制服の観光警察。
ホテルでタクシー呼んでもらってタシュケント駅へ。
今回はせっかくなので高速列車アフラシャブ号に乗りたかったの!お値段は、日本語可の代理店>英語可の現地代理店>自力で予約だったので、とりあえず自力でオンライン予約を試みた。
大変お世話になったのはこちら↓
基本、こちらで書いてある通りにすればチケットが予約できる。ただ、普通列車とか夜行列車は表示されるが、アフラシャブ号はどうにも表示されない。人気で売り切れも多いって書いてあったけどこれか…!?
どうやらアフラシャブ号に限り、5日前?にならないとオンラインに上がってこないらしい。それと出発時間を限定したら出た気がする。なぜだ。私は家を出る前日に予約できた。
でもその時点で6/1朝便が合計200席くらい残数あったから、えっ当日直接買ったほうがいいのでは?って凄く思った。念の為その数日後の夜行列車を確認したところ、6席しか残っておらず(しかも特等のみ)、慌ててオンライン予約した。席取れてよかった!!!
アフラシャブ号は予約したらオンラインでEチケットが取得できて、プリントアウトしたやつでそのまま乗車できる。便利。
家のプリンタが古いのでコンビニを利用したんだけど、PDFがきれいに文字化けして文字が表示されず、慌ててスマホ画面スクショを画像としてプリントした。アクシデントにすぐに対応できてえらい!(自分で褒めるスタイル)
夜行列車はなぜかそのシステムになってないから、支払い証明書を切符売り場でチケットに交換しなきゃいけない。
ちなみにサマルカンド着いてすぐに交換しようとしたら、窓口は少ないし進むの遅いし列になってないしでそんなに大勢の客がいる訳じゃないのに全く進まなかった。まだおしとやかな日本人モード(…。)なので一生無理なのでは…?と思ったけど、まぁ多少時間はかかったが、紙切れ1枚よろしくねしたらそこそこでチケットもらえたのでよかった。これに関しては色々あったけど(後述)。
空港もそうだったけど、駅は敷地に入る時に簡単な、建物に入る時にしっかりした荷物検査がある。どっちもパスポートとチケットを確認する。
プリントアウトしたEチケットを見せて中に入って、そこで更にチケットの内容確認がある。
徹底してるから不審者入らなくていいよね。
ただこうやって時間がかかるので30分前に着いておくと安心だなという感じ。
構内の売店でお水(いろ○す的なほの甘いレモン水だった)を買い、チケット確認の時に指示された待合室でアナウンスを待つ。白人が多いな〜。
ちなみに7,000スムくらいだったのかな?100,000スム札しかないから嫌がられるかなと思ったけど、売店のおにーちゃんはすんなりお釣りをくれた。お札は大まかに数えたけど、ほんとめんどくさいからぜひともエクスチェンジで少額札をもらってください。
買ったはいいもののキャップが微妙にしか開かず四苦八苦してたら、隣に座ってたドイツ系?老夫婦に開けてもらうの巻。ありがとう…。ペットボトルが柔らかくて凹んでいる。すっきり爽やかほの甘くて美味しかった。
さて、アフラシャブ号に乗り込み快適な高速列車の旅が…寒い!!!
海外あるあるだけど冷房がガンガン効いてて死ぬかと思った。陽射し対策のパーカーを全閉めして、陽射し対策とモスクで被る為のストールをグルグル巻にしてリュック抱えて震えていた…。ダサい。うるさい。でもダサい。
なのに数席前の白人のおねえさんはなんでそんなほっそいのにゆるふわタンクトップにスカートなの?大丈夫?死なない???
あまりに寒かったので、有料コーヒーを頼んでしまう。
軽食でお茶も出るって…聞いてたじゃない…!
しかもお隣のインド系のおじさんにあんたボラれたでって教えてもろた。くそ!
おじさんはインドのどこだかにオフィスを構えるプロフェッショナルなんだって。確かに近くの席は10人ほどのインド人で、きっとコンダクターなんだな。
インド来るなら連絡して!って紙切れにメアドとTEL番をもらう。さすが商売人やで。
ところでインド英語って癖が強くて難しいね!
雨やんできた!よ〜〜〜く見ると写ってる小さな点々は牛とか羊とかです。それを統率する犬とか人もチラホラ見えた。
早速切符売場でサマルカンド→ヒヴァのチケットをゲットしよう!
出口すぐでタクシーに声かけられたのでチケットオフィスはどこか聞く。おじさんが案内してくれて、前述の通り混み合うカウンターで話をしてくれた。ありがとう。多少の金額なら乗ってあげるよ。
タクシーに乗る前に交渉しろって話だったので何回か聞いたんだけど、今ここでは言えないって言うのをまぁたかが知れてるだろと思ってたら、スーツケースをトランクに積んだ途端に75,000スムだ。普通$10だけど10,000スムも安くしてやったぞ!って言うの。それは…高すぎない…?払って30,000スムやで。
結果めちゃくちゃボラれた…!駅がある新市街地からホテルとか見どころがある旧市街地まではだいたい15,000〜20,000スムなんだよね。くそ!しかもスーツケースを入れてしまっているのでもうどうにもならなかったのだ…あ〜〜〜も〜〜〜〜めちゃくちゃ悔しい〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!私が悪いのは悪いんだけど〜〜〜!も〜〜〜〜〜!!!
ということで今日のボッタクられ額(タクシーとコーヒー代)は¥850です。円で数えることで怒りを鎮火させる効果があります。スムだと65,000…あっ…思い出し怒りが…。ウズベクごはん(おいしい)2食分くらいなんですけど…?
旅行中タシュケントではほぼ見かけなかったけど、黄色い車体がオフィシャルタクシーなので正規料金でお安く乗れる。サマルカンドだといっぱい走ってるから、絶対にそっちを選んでタクシー止めてほしい。
ブチ切れながらホテルへ。
ホテルはレギスタン広場から徒歩5分のとこ。
かわいい〜〜〜!(機嫌を直す)
ウズベキスタンはこじんまりとした宿が多くて、ここは人気で空きがなかったのか、お部屋はまだ使えず。いや、こっちがチェックインより早く着いてるから別にいいんだけど。お茶とお菓子出してもらって一息ついて、クリーニング依頼して荷物預かってもらって観光に出るぞ!
(続く)